この記事は enechain Advent Calendar 2023 の1日目の記事です。 本日はトレーディングプラットフォーム全体の開発を統括しているEMの長谷川が担当します。
はじめに
この記事では以下の目的でenechainのテック組織の統計データやアンケート結果を紹介します。
- Advent Calendarをより楽しんでいただくため
- enechainの選考を検討していただいている方にテック組織をより知ってもらうため
2023年12月時点において、enechainのテクノロジー本部には正社員・業務委託含めエンジニア47名、デザイナー3名、PdM6名、総勢56名が所属しています。 この記事を通して、どんな人達がいるのかぜひ知っていただければと思います。
年齢・家庭環境
まずは社員の年齢や家族構成についてです。
社員の年齢
enechainで最も多いのは30-34歳で、30代でほぼ半分を占めていました。 意外と中堅社員やベテラン社員が多く、経験を積んだエンジニアやデザイナーが多いのが特徴です。
また、2023年にはインターンから正社員になった新卒社員も複数人おり、20代の社員も増えています。
子供の人数
子供がいる社員は全体の29%でした。 enechainはフレックス労働制を導入しているため、子育て中の社員は夕方に一度退勤し、子供が寝静まった後に再度仕事をするという働き方をしている方もいます。 その他にも朝早く始動して夕方には退勤するという働き方も可能なので、ライフスタイルにあった働き方を選択できます。
リモートワーク
次にリモートワークに関わるアンケートです。
居住地
ほとんどの方が関東に住んでいますが、中には名古屋、静岡、大阪、札幌など遠方に住んでいる方もいます。 enechainではAll Handsといった全社会やOKRオフサイト、その他チームビルディングのためのイベントを定期的に開催していますが、遠方にいる社員は出張扱いとなり、交通費とホテル代が支給されるため、気兼ねなくオフィスにくることができます。
出社頻度
本当にこんなにみんな出社しているっけ?と思うくらい週1日以上出社しているメンバーが多いという結果になりました。 ただ、毎日出社している人はほぼおらずハイブリッドで勤務している方が大多数です。
enechainではリモートワークの生産性を高めるために、Gatherというバーチャルオフィスツールを導入しています。 アドホックな相談がある際はGather上で簡単に話しかけることができますし、各チーム毎に部屋を作成し、その部屋で雑談をしたりと顔は見えないまでもオフィスにいるような感覚を再現できるように工夫しています。
出社の理由(複数選択:3つまで)
出社の理由としてはAll Handsや飲み会といった理由が多いようです。 enechainでは月1回にAll Handsを開催しており、各事業の進捗報告や新入社員メンバーの紹介、マイルストーンの達成を全員で祝うといったことをしています。 All Handsは物理参加を推奨しており、北海道や大阪にいるメンバーも集まります。 夜にはOffice Fridayという交流会を開催しており、集まったメンバーで交流を深めています。 リモートワークだと同じチーム以外の人と話す機会はなかなかないので、このような機会を設けています。
キャリア
次にキャリアに関するアンケートです。
前職の業界
前職の業界としてはSaaSの運営会社にいた人が多く、次いでエンタメや金融にいた人が多いようです。 enechainが作っているのはエネルギーの取引所であり、株やビットコインといった金融商品と同じような性質を持つため、金融業界出身のメンバーが興味を持ってくれる傾向があります。 その他にもソーシャルゲームの運営やフリマアプリの運営をやってきたメンバーも一定数いたり、電力業界出身者も6%いて電力業界の知見を持っているメンバーもいます。
前職の組織規模
前職の相談規模を見ると、1000人以上の大企業、またはメガベンチャーからの転職が多いようです。 大規模なサービスを運用した経験があるということは、データが大きくなったときにどうしたらいいか、アクセス数が増えたときにどうしたらいいか、などの答えを知っているということになります。 enechainが提供する取引所やSaaSもユーザー数が増えるにつれ、徐々に大規模なサービス運用経験が活きるステージに入ってきています。
入社・転職で大事にしたポイント
会社の成長性や社会意義に惹かれて入社されたメンバーが多いという結果になりました。 enechainが取り組むエネルギーの取引所は100兆円のマーケットポテンシャルがあり、その中でenechainは既に累計取扱高1兆円を突破しています。
また、日本の電力業界が抱える課題を解決することで、日本の電力業界をより良く、さらには日本に住んでいる人々の生活をより良くするという社会意義に惹かれて入社されたメンバーも多いです。
DCM原さんの「enechainへ投資した理由」を見ていただくと、電力業界の課題やポテンシャルがわかるかと思います。
希望するキャリアパス
キャリアパスとしてはエキスパートを志望するメンバーが多いようでした。 enechainではマネジメントとエキスパート両方のキャリアパスが用意されており、各人の希望に応じてキャリアパスを選択することができます。 会社としては、テックカンパニーとして成長するためには、エキスパート社員が活躍することは必要不可欠と考えており、そのための制度を用意しています。
開発環境
エンジニアやデザイナー、PdMがどんな環境で開発しているのかを紹介します。 ちなみに、enechainでは入社時に全員に対して最新のMacBook Proが提供されるようになっています。
エディタ
ほぼ全員がIntelliJとVSCodeを利用しているという結果になりました。 enechainは静的型付け言語を利用していることからIDEの恩恵を受けやすいという特徴があります。 IntelliJは有償であることから避けているチームもありますが、enechainでは必要な人にはIntelliJのライセンスを支給しています。 また、Github Copilotも全員に対して付与されており、生産性の改善を図っています。
プログラミング言語
フロントエンドでもバックエンドでも利用されているTypeScriptが最も多い結果となりました。 次いでバックエンドで利用されるGoと機械学習で利用されているPythonが利用されています。 最近立ち上げるプロダクトはフロントエンドがReact / TypeScript、バックエンドはGoの構成が多くなっています。
キーボード
キーボードの回答はエンジニアのこだわりが感じられる結果となりました。 キーボードはHHKBが最も多く、次いでMagic Keyboardが多いです。 他のブランドとしては、KINESISやMISTELがいました。
ポインティングデバイス
使用しているポインティングデバイスはトラックパッドが最も多く、マウス、トラックボールの利用者もいるようです。 最近ではトラックボールの人気が増しているように感じており、来年には序列が変わっているのでしょうか。
休暇・福利厚生
使用したことがある福利厚生(複数選択可)
使用したことがある福利厚生としてはシックリーブや余白休暇といった休暇制度が多く、休みが取りやすい会社なのではないでしょうか。 余白休暇は年に1度5連休が取れる制度で、enechainのバリューでもある「余白。」にちなんだ制度です。 余白休暇をとることで、日々の仕事が忙しくてできていなかったスキルアップや家族との時間、1人のゆっくりとした時間を過ごすことができます。
有給休暇取得率
有給休暇取得率は現時点で付与されている有給休暇のうち、何割が取得されているかを自己申告してもらいました。 中には新入社員もいるので20%以下が多くなってしまっています。 それでも、シックリーブと余白休暇があるにも関わらず、多くの方が十分に取得できていることがわかります。
平均残業時間
平均残業時間は直近3ヶ月の実績を勤怠システムから算出しました。 1日あたり1時間弱多く働いているという見方ができます。
- 8月:14時間
- 9月:12時間
- 10月:16時間
副業・兼業
最後に副業の状況についてもアンケートしました。 会社としては副業は申告さえすればOKというスタンスで、29%のメンバーが副業をしているようです。 副業は会社で利用していない技術や事業に関われるチャンスと捉え、副業をしているメンバーもいます。
さいごに
今回はenechainのテック組織について紹介しました。 思ったよりシニアが多いんだな、メガベンチャー出身が多いんだな、休暇多くない?など、いろいろな発見があったのではないでしょうか。 転職先としてenechainを検討してくださってる方は、ぜひこの記事を参考にしていただければと思います。
明日はkitayutaさんによる「データサイエンティストが本番システムを開発する上でのTips」です。 お楽しみに!
enechainに興味がある方は以下から応募をよろしくお願いします。