
はじめまして!
enechainでソフトウェアエンジニアとして3ヶ月の中期インターンに参加させていただいたかみむーと申します! 今回3ヶ月間のインターンの中で、未経験でもAIを相棒にして開発現場に入り、最終的に4つの機能をリリースできました。 その体験記をこちらに残させていただきます!
簡単な自己紹介
- 大学4年生、情報科学専攻
- プログラミング自体は中高時代からゲーム開発を中心に趣味で取り組む
- インターン開始時点でのリアルな技術スタック
- C, Python etc
- 大学の授業も含め、基礎的な構文書ける
- Web制作経験
- HTML, CSS, JavaScriptで簡単なホームページ作ったことあるくらい
- TypeScript(+React), Go
- 未経験
- C, Python etc
なぜenechainだったのか
enechainを選んだ理由は3つあります。
エンジニアの実務経験を積みたかった
中学時代からプログラミングを始め、趣味や授業などで簡単なチーム開発の経験もありました。ですが、これからの自分のキャリア選択を考えた際、実際にエンジニアの実務を経験することで、趣味の範疇から抜け出し、職業としてのエンジニアがどういうものなのかを知りたかった思いがありました。
ドメインの希少性
エネルギードメインとはこれから日本を支え、成長させることができる、必要不可欠で、希少なドメインであること。元々は知り合いの社員の方からご紹介いただいたインターンでしたが、CTOの須藤さんとご挨拶させていただいた際にこのことを熱く教えていただきました。それが、ゲームばかり作ってきた僕にとっては衝撃的で、強く惹かれました。
会社の雰囲気
enechainには、様々な分野の大手有名企業から転職した方が数多く在籍されています。
enechainでは、Tech / Bizにかかわらずエネルギーというドメインに対して、それぞれ自分なりの熱い想いや、芯を持って働いている方が多く、会社全体として、よりエネルギー業界を盛り上げていこう!という雰囲気がありました。
最初にオフィスに伺った際、こうした雰囲気を感じたことも最終的な決断をした理由の1つになります。
また入社してからも、社内イベントがたくさんあり、部署や役職を超えて、毎週いろいろな方と交流できました。未経験かつ学生として、最初は肩身が狭く心細かった僕にとってはとても大きな機会でした!
所属していたチーム
環境価値の取引所を提供するサービス、JCEXの開発に、僕はソフトウェアエンジニアとして、フロントエンド/バックエンドの両方に横断的に携わりました。
JCEXは、企業がCO2削減などで生まれた「環境価値(クレジット)」を売買できる取引所サービスです。取引の成立から各種手続き、管理までを扱えるようにしており、ブローカーやトレーダーが日々の業務で使うプロダクトになっています。
JCEXの開発で面白かった点は、ユーザが社内と社外で2種類存在する点です。
社内では、ブローカーの方々が実際にこのプロダクトを使って日々業務を行っています。
他方、社外には環境価値取引をするトレーダーの方々もいます。
管理者権限のような分かれ方ではなく、ブローカーも日々の業務で使うため、プロダクトの要望であったり、実際に実装した後のフィードバックを横のデスク(フリーアドレスなオフィスなので、すぐそばでビジネスの社員さんが働いていて声もかけやすい)で生の声を聞くことができたのも貴重な体験で、よかったです。
具体的な業務内容
ここからは、インターン期間中に僕が担当した具体的な機能開発について紹介します。
1. お気に入り機能
JCEXには、様々な情報をPDF形式で、ユーザに提供するレポート機能があるのですが、その画面にお気に入り機能を追加しました。 これによって、自分の読みたいレポートをひとまずお気に入り登録し、あとで時間がある時に読み返すことができるようになりました!

(画面は開発中のものです。実際の仕様と異なる場合があります。)
2. Monthly Updateタブの追加
Monthly Updateセミナーというスライドを毎月配信しています。 そのスライドを配信アーカイブのURLと一緒にレポート機能に追加したいという要望をBiz側から聞き、追加しました。 これによって、今まではメール等で配信されていたMonthly Updateをいつでも、JCEXからアーカイブURLとレポートの両方へ簡単にアクセスできるようになりました!

(画面は開発中のものです。実際の仕様と異なる場合があります。)
3. Jクレジットの属性情報拡充
JCEXで実際に取引ができるJクレジットには、さまざまな属性情報があるのですが、そうした属性情報のうち、JCEX上で扱える項目の追加を行いました。 これにより、さらに多くの情報が見える化されることで、買い手の利便性が高まり、結果として取引の活性化に寄与することが期待されます。

(画面は開発中のものです。実際の仕様と異なる場合があります。)
4. タグの機能改善
レポート機能にて、現状のタグ機能が使いづらいという声がありました。
そこで、デザインを改修し、よく使うタグのみをトップに表示(これは管理者側で設定可能)し、タグ全体表示を切り分ける変更をしました。 これによって、ユーザはより直感的にタグでフィルターをかけることができるようになり、以前よりも短時間で必要なレポートへたどり着きやすくなることが期待されます。

(画面は開発中のものです。実際の仕様と異なる場合があります。)
AI時代のエンジニア業務のリアル —なぜ未経験でも圧倒的なスピードでリリースできたのか
ここまで淡々とインターン体験記を綴ってきましたが、振り返ると、濃密な実務経験をスピード感を持って、積むことができました。僕は2月中旬にインターンを始めたのですが、3月の頭には最初に携わった「お気に入り」機能をリリースできていました。 ではなぜ、右も左もわからなかった僕が、これほど多くの機能リリースを完遂できたのか。
これについてはやはり、
- AI(Claude Code / Devin等)の進化が凄まじいこと
はもちろん、
- enechainがAIの導入・運用に対して極めて積極的かつ先進的であること
- AIに使われるのではなく、僕が主体となって使っていくための姿勢を常に意識していたこと
がかなり大きかった点と言えます。
AIの進化については言わずもがなですが、特筆すべきは後者の環境です。enechainでは、エンジニア職だけでなくBiz職も含めた全社に「Claude Code / Agent」が即座に配布されるようなスピード感があります。実際、障害発生時にAIを駆使して短期間で解決に導く場面を目の当たりにし、その威力に圧倒されました。
そして、このような環境の下で、AIに使われるのではなく、僕自身が主体となって、AIを使う側として、業務を進めていかなければ、今のエンジニアの最前線では活躍できません。未経験の僕にとっては特に重要なことでした。 そこで、僕は以下の3点を意識していました。
主体となってAIを「使いこなす」ために必要な3つの視点
1. 主体性を持って積極的に自分から周囲を巻き込みにいく
まず僕が一番に意識したことです。 自分1人では、業務を完結させることは難しく、1つの機能をリリースするまでには、多くのステークホルダーが関わっています。
顧客のニーズを汲み取り仕様を定義するプロダクトマネージャーから、UIを形にするデザイナー、そして品質を担保するQA。こうした各所との連携が不可欠ですが、全員がその1機能のためだけに動いているわけではありません。
それぞれが他のメイン業務を抱える中で、開発を停滞させないために意識したのは「自分が徹底して主体的に動くこと」でした。デザインが届くのを待つのではなく、自ら情報を取りに行き、先回りして調整の働きかけを行う。そして、ただタスクとしてこなすだけではなく、自分なりにさらに良くするための相談や提案のコミュニケーションも行うことで、よりよいプロダクトにしていくことを意識しました。
このように自分が主体となって周囲を巻き込んでいく立ち回りは、AIにはできないことですし、スムーズなリリースには欠かせないと感じています。
2. エンジニアとしての「基礎力」と「設計」、「ドメイン知識」への理解
AIにコードを書かせるにしても、前提となる知識がなければ「何が正しいか」の判断ができません。これは単にプログラミング言語が書けること(これももちろん大切ですが)よりも、このプロダクトはどういう設計思想で、どう動いているのかという背後の原理原則の理解が特に重要だと感じました。
特に、今回のオンボーディングでは、プロダクトの設計思想(JCEXの場合はリリースから約2年分の積み重ね)を徹底的にインプットしてもらいました。この理解があったからこそ、AIの出力を正しく評価でき、手戻りの少ない開発ができたと感じています。
加えて、enechainが扱う電力・エネルギー市場は専門性が高く、AIがこのドメイン特有の文脈を完璧に理解しているわけではありません。AIの出力を正しく判断するには、自分自身がドメイン知識を持つ必要があります。そのため、そのキャッチアップにも力を入れました。
enechainではこの複雑なドメイン知識の学習をサポートする仕組みも整っています(毎月エネルギードメインに関する社内独自のテストを受けることもできます)。こうしてドメイン知識を身につけたことで、AIの出力が業務に合っているかを判断でき、実務に即した機能をリリースできました。
3. 学びを加速させる「アウトプットの習慣」
AI時代の進化に取り残されないためには、日々の学びを仕組み化することが重要だと考え、
- 日報の徹底: その日の学びを言語化して整理する。
- Times(社内Slack)への投稿: 自分の学びをオープンに発信することで、周囲のシニアエンジニアからフィードバックをもらい、僕に足りない知識を補完していく。
これらは欠かさず行っていました。
これから応募する人へ
最後に、これからenechainのインターンに応募する人に向けて、僕が「ここが最高だった」と感じた点と、事前にやっておくと良いなと思った準備、そしてこのインターンが特におすすめな人についてまとめます。
enechainインターンのここが最高
- 実際のユーザに届くプロダクトに深く関われる
- インターンでも、他のエンジニアの方と同じ目線で開発に参加させてもらえました。
- 完全内製のプロダクトで、業務の一連を自社で担っている
- ブローキングからプラットフォーム開発までを自社でやっているので、改善の意思決定と反映が速いです。
- 最新の開発環境が揃っている
- Claude Codeをはじめ、さまざまなAI環境が日常的に使える状態になっていました。
事前にやっておくと良いこと
未経験でも0から教えてもらえますが、以下を触っておくと、よりスムーズに業務に入れるかと思います!
- Git / GitHubの基本(PR、rebase、レビュー対応)
- Webアプリの基本(HTTP、DB)
- React / TypeScript または Go のどちらかを軽く触っておく
- AIに触れておく(特にClaude CodeやCopilotなどのコーディングAI)
こんな人におすすめ!
- 実際のユーザに届くプロダクト開発を1から経験したい人
- AIを使った”最新のエンジニア像”を経験したい人
- エネルギードメインに興味があり、その最前線で働いてみたい人
この3ヶ月間を通じて、最初は右も左も分からない、未経験の1大学生でしたが、そんな自分でもAIを“相棒”にして開発現場に入り、期待値以上のアウトプットを出せたと感じています。
それは、AIはもちろんですが、担当メンターや、一緒に働く社員の皆様の手厚いサポートがあったからです。
改めて、ありがとうございました!3ヶ月間本当にお世話になりました!!
enechainでは現在、エンジニアのインターン募集も行っています! もし、このBlogを読んで少しでも興味を持った方はぜひ以下の募集もご覧ください!